実は筆者は4月、大阪万博開幕4日目にはもう参加済み。
ちょうど関西方面へ旅行の予定があったのでついでに行ってきたのだった。
写真などを整理するのが面倒でそのうち書こうと寝かせていたら、いつのまにか閉幕まであと2日…。
記憶は完全に薄れているので、写真をとりあえず貼っていく。
感想は統括すると「行ってよかった。いい経験になった。」である。
一応、万博の概要を説明しておく。
EXPO 2025 大阪・関西万博は2025年4月13日より大阪の夢洲(ゆめしま)にて開幕、2025年10月13日で閉幕する、20年ぶりに日本で開催される国際博覧会である。
テーマはいのち輝く未来社会のデザイン(Designing Future Society for Our Lives)
公式キャラクターはミャクミャクで、こっちのほうが有名・人気になりつつある。
万博ってなんのためにあるのか?
昔は各国の最先端技術などを発表するような場であった。
第1回のロンドン万国博覧会は1851年に開催され、産業革命真っただ中のイギリスが世界に自国の工業力を誇示する目的で開催されたとか。
現在の万博は各国の技術展示の場というよりも、世界の共通課題をテーマにして未来社会を提案する場という目的に変化している。
その国の強さの誇示よりも、より商業イベント的に寄ったというところだろうか。
さて、軽い前置きはこのくらいにして万博を振り返っていく。
筆者は大阪メトロでコスモスクエアを通って夢洲へ向かう。
夢洲駅は会場の東ゲートにつながっている。
駅を降りるとさっそくヤツが現れる。

さすが大阪人!!(ミャクミャクは大阪人か?笑)
さっそく商売っ気たっぷりのお出迎えで筆者もテンションが爆上がりである笑
買う。買う買うw
階段も彩られていてかわいい。

東ゲートを抜けて中へ。
最近のニュース映像からは考えられない空きっぷり。
ちなみに筆者が訪れた日の前日が今回の万博全日程の中で最も来場者が少ない日だったそう。
ということで、おそらく筆者が訪れたこの日も下から2番目くらいに来場者数が少なかったのかもしれない。
ミャクミャク様の前では順番に並んで記念撮影をしている列があったが、横から撮れるくらい空いている。
この頃は会場でミャクミャクがうろついている様子は見られなかったので、まだ着ぐるみいなかったのかしら…?
EXPO2025と書いてあるのだろうけど、撮影したときはなんて書いてあるかさっぱりわからなかった笑
筆者が子どものころはまだ不良の落書きのイメージの方が強かったグラフィティは、今はアートのイメージの方が強い。
大屋根リングに上ってみる。
大屋根リングの上は芝生が広がっていて、景色もよくとても気持ちよかった。
ここで寝転んでくつろいでいる人も多くいた。
この時、大屋根リングでは花は咲いていなかったが、どこかのタイミングで花が一面に咲くように設計しているのかな?と思われるような苗たちがあった。

大屋根リングは日本の神社仏閣などの建築に使用されてきた伝統的な貫(ぬき)接合に、現代の工法を加えて建築しているとのこと。
竹中工務店など、大林組など、清水建設などの3社で分担して建築しているそうで、その違いが見えるらしい。
建築に詳しい方にはそういった楽しみ方もあるようだ。
そしてここからは写真を撮らずにひたすらパビリオンを巡る。
日本館、アメリカ館など入口前に構えている各有名どころはもちろん大行列or要予約で入れないので断念。
とはいえ、今と比べると”たったの1,2時間で入れる”ということで実はチャンスタイムだったらしい笑
筆者は30分並ぶのも嫌なのでそんなこと考えもしなかった。
とはいえ、筆者にも並んでも必ず見たいものはあった。
それはもちろんオーストリア館。

ラルクファンなものでね。
2025年1月に開催されたhyde誕生祭ライブで着用したスワロフスキーの帽子が展示されているということで見に行ってきた。
30分強は並ぶくらいの人がいたので、この写真を撮るのも少し苦労した。
パビリオンの中に案内される瞬間に(立ち止まってはいけないので)サクッと写真を撮ることに成功。
その時は通り過ぎるくらいしか近づけなかったので気づかなかったが、1枚目の写真右側にもある通りご本人の写真の横の撮影スポットで記念写真を撮ったりして本当はもう少しじっくり見たかったのだが…泣
パビリオンに入る前に入口前でスタッフの方がオーストリアとは?とかこのパビリオンについての説明をしてくれていたのだが、マイクなしでの説明でほぼ聞こえなかった笑
ちょっとだけ「ラルクアンシエルのhyde…」という言葉が聞こえたので、おそらくオーストリア観光大使であることと、その関係で帽子が展示されていることなどが説明されていたのだろう。
パビリオンに入ったところで筆者の後ろにいたおじさんが「え?さっきのどなたって言ってましたっけ?」と日本人スタッフに聞いていたが、そのスタッフさんも若い女性でおそらくラルクを知らない世代なので「えっと、、、ラルクアンシエル?えっと、、、、ハ、、、ヒデ…?ヒデさん?だと思います。」と答えていたw
筆者が目の前で必死に写真を撮っていたから、おじさんもよっぽどすごい人の何かなのかと気になったのかしら笑
オーストリア館の中ではオーストリアとはどういった国かの紹介がまずは鑑賞できる。
音楽とかレッドブルのイメージが強いが、それ以外にも工業などが結構強いということが分かって面白かった。
ちなみに筆者は早く行き過ぎたせいでこれ以外なかったが、その後にこのhydeの帽子はソロのライブ衣装で着用されていた黒verが展示されたり、カフェのイベントがあったりとhydeファンには楽しめる演出が追加されていったそう。
その後は多国籍エリアのコモンズ館を全館巡りまくる。
あまり前情報を調べずに行ったのでどの国のパビリオンがどうこうというのを知らなかったのだが、このコモンズ館は必ず行きたいと思っていた。
やはり普段見れない・触れられない小国の文化こそこういったときに触れておかないと。
それぞれの国の伝統文化的な装飾品や工芸品をたくさん見ることができて面白かった。
また、パビリオンで待機している各国スタッフの皆さん自身も魅力的。
やる気ゼロでスマホずっといじっていたり、全スタッフがテーブルに突っ伏して眠っている場合も笑
こういうゆるーいお国柄が見れるのも魅力だった。
そして、色々な国で自国で生産しているコーヒー豆を使って沸かしたコーヒーの試飲が配られていた。
筆者はちょうど配りきった後やこれから沸かしますといったタイミングにしか出会えず、飲めなかったのでちょっぴり残念。
同行した父は落合陽一氏プロデュースのnull2に行きたかったようなのだが、もちろん予約なしでは入れず断念。
比較的並んでいない白い綺麗な建物のパビリオンを発見し、入ってみることに。
それは”トルクメニスタン”であった。
まったくトルクメニスタンのことを知らずに行ったので、その時はへぇ~きれいだなぁとしか思わなかった。
後日、会社の上司から教えてもらったのだが、実はトルクメニスタンは面白い国であった。
大統領令で白い車しか走っていないとか、メロンチョコが有名とか、犬が有名とか…(たしかに国の紹介Videoで犬がやたら出てくるなぁと思った。)
これもまた、万博ならではの予期せぬ出会いということでよい経験となった。
噴水を見て、その後は会場内をウロウロ歩いていたら足下から突然水しぶきが噴出して驚いた。
何の演出だったのかわからないが…
そして、最後は万博で当初話題になった”超高い駅そば”を食すことに。
他のお店は並んでいたり予約制で入れなかったのだが、駅そばはそれなりに空いていた笑
2名で7000円超の超高級駅そば…
これが驚いた。。。
のっている肉が高いのはさておき、
麺がなんと和そばではなくソフト麵だったのだ。
特段ソフト麺が嫌いというわけではないのだが、さすがにこの値段で給食のソフト麺とは…w
そもそも駅そばを食べたことがないので知らないのだが、駅そばって和そばではなくソフト麺なの…?
疲れもあったせいか食欲が失せて筆者は2口くらいで食べるのをやめた。
同行していた父は逆に疲れと寒さでお腹が空いていたようでしっかり食べて元気になっていた。
ある意味、いい思い出になったな。
それから小さなワゴンのミャクミャクショップがあったので買い物をしようか迷ったが、もう疲れていたので結局買わず。(そして、スマホの充電が本当にヤバかったので買い物をしている場合ではなくなってきた。)

最後は入れなかった日本館を外から見たり、夜の万博もなかなか雰囲気があって楽しかった。
ミャクミャク様の後ろ姿も拝ませていただきました。
大屋根リングもライトアップがとても美しかった。
なんだかんだで結構楽しかった万博。
行きたいと言い出したのは父だった。
その時は「今時わざわざ万博に行きたいなんて、本当にお年寄りの発想だね。」ぐらいに思っていたのだが、体験というのは大切なことだとわかった。
ちなみに、旅行が終わった後にしばらく体調が悪かった父は結局肺炎で入院することに。
病院の検査ではコロナ・インフルエンザは検出されなかったので何等かほかの菌に感染したのだろうと診断された。
実はこの頃このニュースが出た。
万博レジオネラ属菌、静けさの森の人工池からも…しぶき吸い込むと肺炎の恐れ(2025年6月6日読売新聞)
えーっと、、、
会場を歩いているときに突然足下から噴き出した噴水?の演出で思いっきり水しぶきも吸ったしかぶりましたwww
そんなこんなで、万博の良いことも悪いことも堪能できた旅となった。
とっくの昔に行ってた大阪万博
ラルク


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