オールドメディアはある意味貫く。高市氏批判。

政治

2025年10月4日、現総理大臣の石破茂首相が辞意を表明したことを受けて行われた自民党総裁選で高市早苗氏が第29代自民党総裁に選ばれた。

結党70年となる今年、自民党で初の女性総裁が誕生。
これによって日本初の女性総理大臣誕生の可能性が高まっている。

高市早苗氏が総裁選に挑むのは3度目であった。
1回目は2021年岸田文雄氏に敗れ、次は2024年で最初の投票では1位に躍り出たものの決選投票で現総理大臣の石破茂氏に敗れる結果となった。

推薦者集めなどに苦労するなどもあったようだったが、日本社会全体が左に寄りすぎているといわれている昨今、モノをはっきりと言い保守的な姿勢を崩さなかった高市氏は保守層を中心として多くの国民から期待を寄せられていた。

石破政権発足後は高市氏が離党して新党を立ち上げることを期待している声も一部あったものの、彼女は粘り強く自民党に残り自身の野心を貫いた。

筆者も正直いうと、「なんだ、高市さんも所詮は自民党よね。」と思っていた。
そして今もなお、やはり自民党であるということで一定の期待値は持たないようにしている。
総理大臣一人でなんでも決められるわけでもなければ、自民党は本当に一度ぶっ壊さないともう無理だと思うくらいぐちゃぐちゃだと思っている。

こういう時によく「左翼、右翼」という言葉が出てくるが、筆者はもっと明確な言葉を使うように心がけたい。
今、日本で右翼だとか保守層だとか言われているほとんどの人は世界的に見ればめちゃくちゃ一般的な中道層。
なんなら右翼=レイシストとまで言われるが、それもまた言葉の定義がおかしくなるので間違えたくない。

今、移民問題などを中心に日本の行く末を案じている国民のほとんどは、行き過ぎたグローバリズムと反日に反対しているのである。


そして、さっそく始まっているオールドメディアの高市早苗氏の「下げキャンペーン」。

初動から「総理大臣になれないかも」ということをしきりにキャンペーン。
彼女が総裁になった当初、公明党は明確に連立解消をするとはその時点ではなっていなかった。
それにも関わらず「総裁になれるかどうかはわからない。」とネガティブなイメージでずっと放映していた。

そして、連立解消となったら鬼の首をとったかのようにネガティブ報道を強め、野党連立で国民民主党の玉木氏が総理大臣になる確率が高くなってきたと一斉に報じ始めた。

比較第一党の総裁は「総理大臣になれない可能性が高い」と報じ、少数政党の党首を持ち上げて「次の総理大臣の可能性が高い」と報道。

一体どうなっているんだか。
それが民主主義の国なのかい?

以前にも記事で書いたが、仮にも自民党は比較第一党。石破首相の下、前の選挙で惨敗してきたとはいっても国民が選んだのは圧倒的に自民党であることは忘れてはいけない。
悔しいが自民党政権が今の日本の民意なのである。

高市総裁の下で自民党を選んだわけじゃないって?
そうしたら今すぐに選挙をやり直そうぜと筆者は思う。

連立解消したんだから今すぐに国土交通大臣は大臣職を辞していただきたい。


そもそも二大政党制なんて誰も望んでいない。
メディアがアメリカみたいにしてエンタメ化したいだけだろう。

与党が過半数とらなくたっていい。
政策ベースで議論して可決・否決を決めるのが正しい民主主義。

少数与党では国会が停滞すると言っているコメンテーターが散見されるが、何を言っているのやら。
それは与党のやることは全部反対するだけで無策のただの野党商売をやっている政治家が多かったせいではないか。
コメンテーターも大概ただの批判屋でしかなくてうんざりする。

ガソリン減税、103万円の壁引き上げ、積極財政など
国民が望んできたこと、躍進した各野党政党に国民が期待していることがやっと与党と政策一致で進められるチャンスなのではないのだろうか?


そして、いわゆるリベラルだとかフェミニストだとかの人たちが出てきて高市氏は中身は女性じゃないとか女性を代表してほしくないとか言っているが…。

あなたたちこそ勝手に女性の代表ヅラをしないでほしい。

高市氏は女性じゃないとはとんでもない。
誰が女性かどうかを決めるのはあなたたちなのですか?
あなたたちが守りたい女性やLGBTQ+の人を馬鹿にした発言だ。

彼女は女性の代表ではなく日本国民の代表にならないといけない立場の人であるし、本人もそういった趣旨の発言をしている。
それでも女性の筆者は彼女に勇気をもらた。
不屈の精神と不屈の野心。
そしてそれを実現させる彼女の実力と努力に勇気をもらった。
やっぱり特定の世代に偏ったおじさんだらけの世界観では変えられないもの、見えていないものはあると筆者は考えている。

労働人口の割合は少しだけ男性の方が高い。
そして役職者レベルになってくるとまた男性の割合が上がるのが現状だろう。

そんな中、未だに「女性だから下駄はかせてもらった」とか言っている男性をよく見かける。
女性はできていないと昇進させてもらえないのに、男性はできるポテンシャルがあるから昇進させてもらえる。
どんなにロジカルに会話していても、自分が言い返せなくなると「感情論だ。」と言われて議論を放棄される。
小さな子どもがいて時短勤務をやむを得ずしているのに「そのくらい自分でどうにかしてほしい。」と奥さんに子育てを任せている男性社員から言われる。
面接で「結婚は?すぐ辞めるとかがあると困るから確認しているだけ。」と言われる。
うちの会社は育休制度が整っているから女性でも働きやすいよと言われる。

これらは女性にしかわからない壁だと思う。
少なくとも男性中心の政治の世界において、自民党において、高市氏は女性だからの苦労をかなりしてきたと思う。

総裁になった時も「麻生太郎氏が~」とかいちいち男の手柄に仕立てられる。
誰も麻生氏を応援しているから高市氏を応援しているんじゃない。
国民の支持者はすべて高市氏本人を応援しているのである。
(少なくとも筆者は麻生氏は全く応援していない。)

そういった気持ちが本当にわかる人こそ女性の応援者だ。

高市氏は、”家政士の国家資格化を前提にベビーシッターや家事支援サービスの利用代金の一部を税額控除します”と言っている。
これらは介護や育児を理由に離職する人を減らす目的で語られていることだが、ある意味では女性が当たり前にやることとされていた「家を守るための主婦業」が仕事として認められる社会に近づけると考えている。

女性が子育てなどのために専業主婦を選べない今の社会もどうかと思うが、今までフェミニストの人たちが望んできた「家事育児はタダじゃない」「奥さんは家政婦じゃない」という主張が認められる方向性だと思う。

それでも高市氏は気に入らないかい?


オールドメディアには民意は関係ない。
どうしてそんなに一斉に同じ方向を向いているんだろう。
誰に目線を合わせているの?

せめて、各社で意見が分かれるとかがないのはなぜなのだろうね。

オールドメディアはそれでも貫く。
よっぽどその方がおいしいのか?

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