靖国神社に参拝してきた件

政治

8月15日は全国戦没者追悼式の日。戦没者を追悼し平和を祈念する日。
終戦の日とも終戦記念日とも聞くが、それは正式名称ではないそう。

8月15日は多くの方が参拝に訪れるということで雰囲気を感じに行って見ようかななんて考えもしたが、どうやら参拝以外の目的の人も多く、人でごった返しているということで断念。

Youtubeでいくつかその周辺の様子を見たが、まぁなんと騒々しいこと。
静かに眠っている英霊方からしたらとんだ迷惑だったりして。


身分・勲功・男女の区別なく、祖国に殉じられた尊い神霊(靖國の大神)として一律平等に祀られているのが靖国神社。
「靖國」という社号は、「国を靖(安)んずる」という意味で、靖國神社には「祖国を平安にする」「平和な国家を建設する」という願いが込められている。

と、書いてある。

日本語が読める人はわかるだろう。
日本語が読めない人は今時なんだから翻訳すればわかるだろう。

そこに参拝する人の願いは一つ。

平和な国家として永く繫栄すること。



翌日の8月16日。
土曜日だったのでもしかしてまだ人が多いかもと思いつつ、少し日が陰った夕方に詣でてみた。

閉門まで1時間ちょっとしかないということで人はほとんどおらず、とても静かに参拝することができた。


すでに参拝を終えて帰っていく人たちも多かった。


日の光が雲に隠れてきれいな空。


前日の大行列と比べるととても穏やかな参拝ができた。


本殿入口付近にある掲示板(?)
星野清一命。神霊になるので”命”がつくんだなと勉強になった。
家族に宛てた手紙でこの神霊はサイパン島にて戦死とのこと。

最後の一説が心に響く。
”人間は上を見ればかぎりがない下を見て咲く百合の花。その気持ちで働くことが一番大切です。”


神楽殿が夕日に照らされてきれいだった。

前回桜をみにきた際は入らなかったので遊就館などの資料展示も見て回ろうと思っていたが、なんと16時半で閉館。
来るのが遅すぎた…笑

ということで引き続き神社内を散歩。


お犬様まで等しく祀ってくれるんか…。ありがとう靖国神社(´;ω;`)


そうだよなぁ…。いろんな動物も人間と一緒に戦って亡くなっているんだよなぁ…。


本殿の裏あたりまでぐるっと行くと池がある。
ここで警備員さんに「18時で閉門ですよー!」と号令される。
都会の大きい神社は閉門時間があるから早めにいかないとだ。


青銅大燈籠。デザインが龍や麒麟、そして日の丸かなという感じで珍しかった。

そして境内を出たところでもまだまだいろいろあった。
前回、桜をみに来た際は人が多かったのでこの辺りはあまり見ていなかったのだが、新たな発見がたくさん。


かつて大東亜共栄圏にあった各島の石がたくさん収められていた。
なーるほど。石を集めてくるっていうのはなかなか面白い発想だなと思った。

左からレエテ島リモン峠*、コレヒドール島、マニラ郊外ボニファシオ、沖縄、硫黄島
*ググるとレイテ島と出るがここの表記はレエテに見える

現在日本の沖縄・硫黄島の2つ以外はほぼわからない…。今度調べてみようかなと思うが、きっと”激戦地”となった悲しい歴史が出てくるので辛い。



さくら陶板とやらもあった。
2019年(令和元年)御創立150年を迎えるにあたり御祭神の故郷の土を用いて各都道府県の陶工により制作・奉納いただいたものとのこと。

素敵。
故郷の土っていう発想が良いよね。


左は奈良県、右は三重県。シンプルで洗練されたデザイン。


こちらは岐阜県。色もデザインもわかりやすく桜とするのではないあたりおしゃれ。

もちろん47都道府県分あるのだが、
もうこの時間には日も陰ってきて、蚊に大量に刺されまくり、18時で閉門ですよの放送も流れ始め…、
さすがに帰ろう笑


とてもいい参拝ができた。
思えばブログを始めた一年前からちょくちょく平和について語ってきた筆者。
特に平和主義者で活動家というわけでもなく、普段何の意識もしていないつもりなのだが、
子どものころからの平和学習が身について自然とそういったことを考えるところがあるのかもしれない、と思った。

平和学習、役に立ってるね。

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