候補者にやる気がないのか、有権者にやる気がないのか

政治

2024年10月27日(日)は第50回衆議院議員総選挙だ。
ご自身の住む町の選挙区と立候補者、みなさまチェック済みだろうか。

筆者はお隣の選挙区とちょうど境目に住んでいるため、生活圏内で見かけるポスターはお隣の選挙区のものばかり。
外に出ることも少ないため、自身の選挙区の選挙ポスターを見かけることがなかなかない上に、街宣にでくわすことなんてほぼゼロである。

それにしても本当にまったく情報が入ってこない。
自然と入ってくることは皆無である。

ということで、昨日まずは自身の選挙区を調べてみることにした。
この小選挙区、しょっちゅう区切り方が勝手に変わっているようで思っていたのと違っていたということがないように。

スマホで「住んでいる町名+選挙区」で検索してみた。

欲しい情報のヒットゼロ。

…んんん??;;;

想像していたのは、「選挙区は●●、立候補者一覧」とバシッと欲しい情報が載っているサイトが上位に表示されるか、都内の選挙区地図がみたいなものが出てくることを期待していたのだが…。

いくつかのサイトや役所のサイトを見ても欲しい情報がサクッと出てこない…。


…なんでwww


仕方ないので、投票用紙を見てみた。
そうすると「投票区」というのが書いてあったのでこれかなと思って、その投票区を入れて検索してみた。

そうすると全く違う町が検索で出てきた。


…なんでwww


どうやらこの投票区は選挙区の意味ではなく投票所のことみたいだ。


悪戦苦闘してやっと選挙区が書かれた地図をネットで見つけることができた。

選挙は成人している国民であればどんな人でも平等に権利がある。
それなのに、こんなにも情報を得るのが難しいなんて驚愕した。

誰しもが一番簡単に情報を得られるべきことなのに。


そもそもこの選挙区で立候補している候補者たち、町名+選挙区での検索にヒットしないでどうする…泣
アピールする気ありますか?
SEO対策しっかりしてください。


選挙に行こうとCMしていたり芸能人を大量に使って宣伝しているが、このスマホ時代に選挙区すら一発でヒットできない、それに付随して候補者が分からない状態でどうやって投票率が上がるのだろうか。

興味を持って検索している人ですらここまで情報を得るのが難しいことを考えると、興味がない人がせっかく知ろうと思ったとしても、この検索で早速心が折れる。


投票率は上がってほしくない
というのがよくわかる。


ちょうど公示日前日くらいだったか、ポスティングで共産党のチラシが入っていた。
それ以外はまったく政治に関する情報が皆無(普段から皆無)なので、調べてみるとどうやら選挙中はポスティングは禁止だそう。

そうなんだ。
各候補者のポスティングが禁止なのであれば、せめて市区町村の広報誌みたいなのに立候補者名くらい掲載してくれればいいのに…。

昔は選挙になると四六時中ぎゃんぎゃん回っていた選挙カーも今は全く皆無。
うるさいと苦情が来るのだろうか。

まぁ、確かに昔は選挙前はうるさくて仕方がなかった笑

本日1台だけ前を通ったが、会議中で誰の選挙カーなのか聞き取れなかった。
この選挙カー、東京都知事選でも1台も通らなかったし参議院選挙の時も通らなかった気がする。
久しぶりで「おっ!?」と思ったがタイミング悪し笑


とにかく、選挙は自分から積極的にガツガツ情報をとりにいかないと情報弱者になることがよく分かった。

もはや情報弱者どころか有権者としてすら認められていないかのようなこの扱い…。
本当に、筆者の住んでいる地域は日本じゃなかったのか?と疑ったくらいだw

筆者の選挙区なんて立候補者めちゃくちゃ少ないし、無所属とか小さい政党の人こそこういうところで立候補して選挙活動ガツガツやったら受かるのにと思う。
ハッキリ言って、筆者の選挙区なんて自民党も立憲民主党も「誰?」って感じの人だし。


自らしっかり勉強して投票しにいくのが一番だけど、みんながそうではない。
特に投票率が低い日本においては興味がない人にもきちんと情報が届くように努力することも政治だと筆者は考えている。

有権者にやる気がない国で、
立候補者に何よりもやる気がないのでは
この国の状況もおかしいことではないのだろう。

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